福田侑子プロが初V!ステップ最年長優勝を達成
プロ21年目の福田侑子プロが、44歳262日でツアー初優勝を飾りました。44歳233日だった池渕富子プロの記録を35年ぶりに更新し、ステップ・アップ・ツアー最年長優勝を達成しました。首位と1打差の2位から出ると、4バーディ・ボギーなしの「68」をマーク。中地萌プロとのプレーオフを制し、悲願の初タイトルを手にしました。

「緊張はせず、暑さしかなかったです」
待望の初優勝がかかる大一番でしたが、終始リラックスした様子でした。プレーオフでは、中地プロがバンカーからピン左約3メートルにつける好ショットを披露。それを見た福田プロは「中地選手のセカンドショットがあったからいけました」と、そのさらに内側につけるスーパーショットでバーディを奪いました。

「初優勝なので、なんとも言えないです」
遠回りの末につかんだ初優勝に、どこか照れくさそうな笑みを浮かべていました。

しかし、優勝会見でここまでの道のりについて問われると、「ケガをした時が辛かった」と声を詰まらせ、目には涙が浮かびました。長い競技人生を振り返り、さまざまな思いが込み上げてきたようでした。

最終18番グリーンには、福田プロの優勝を見届けようと多くの選手が集まりました。手を合わせて優勝を祈る若手選手の姿もあり、「若い選手から『40歳までやめないで』と言われたこともあって、ここまで続けてこられました」と振り返ります。その雄姿は、多くの若手選手の胸にも刻まれたことでしょう。
前戦「あおもりレディス」では、ツアー史上最長ブランク優勝を果たした宅島美香プロが話題となりましたが、福田プロはその同期でもあり、ベテラン達の勝利が続きました。

そして今大会の優勝により、9月に行われる「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会」の出場権も獲得しました。
会場の石川県・片山津ゴルフ倶楽部は、福田プロが2006年にプロテストへ合格した思い出の地でもあります。
「テストに合格した地に戻るのはとても感慨深いです」
絶対に入らないと思うようなバーディパットも決まり、「何かあるかと思いました」と話し、運命的な縁を感じる一日になったようです。
今後の目標には「米女子シニアツアーに挑戦したい」と掲げます。44歳でつかんだ初優勝は、福田プロにとってゴールではなく、新たな夢へ向かう通過点にすぎません。