ママも安心してプレー 今年も会場内に託児所を設置

今年も「カストロールレディース」会場内で、かわいいキッズたちの姿を見ることができました。今大会には、『JLPGA Welcome Babies & Kids Project Supported by 住友商事』と銘打たれた託児所を設置。子供を持つ選手がプレーに集中できるよう、バッグアップしています。

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が、初めて試合会場に託児所を設置したのが2023年のこと。同年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」から始まりました。そしてカストロールレディースの会場でも、毎年、設置。今季はレギュラーツアー、ステップ・アップ・ツアー、QTの合計15試合に設置予定と、年々、拡大している取り組みです。
BPカストロールと契約する川満陽香理プロも、これに感謝するひとりです。1歳半の男の子を育てる川満プロは、「試合中でも一緒にいる時間を作れるのがうれしい」と今週も託児所を利用し、試合に出場しています。そして、この取り組みが「できればさらに増えて欲しい気持ちがあります」と願うひとりです。
29歳で結婚した川満プロですが、「まだゴルフも続けたいし、子供を産んだら戻ってこられないと思った」と、なかなか出産に踏み切れなかった当時のことを思い出します。そして、「今後、(託児所が)あるのが当たり前という感覚になると、若い選手の人生設計も変わると思う。私も子育てをしながら試合を重ねることで、5年先、10年先の想像もできるようになりました」と、想いを話してくれました。

今大会はもうひとり、2歳の男の子を育てる淺井咲希プロも託児所を利用しています。「試合の時、他の場所で預けると、子供を一緒に連れていくことはできない。試合は一日、二日では終わらないので、増やしていただけるとありがたいですね」。“おともだち”として、ちびっ子2人が仲良く遊ぶ時間もあったそうです。
試合中は、プロの保育士さんたちがお世話をするので、それも安心。ラウンドが終わるとすぐに子供のもとに向かい、選手からママの顔に戻る選手の姿も印象的です。この部屋が、さらにたくさんのちびっ子たちの声で賑わうのも、そう遠くない未来の話かもしれませんね。