“ルーキーズ”は2日目もバーディ合戦に意欲
節目の15回目を迎えた「カストロールレディース」は第1ラウンドが終わり、ルーキーの吉澤柚月プロと神谷和奏プロが6アンダーで首位発進を切りました。今季はまだ下部ステップ・アップ・ツアーでのルーキー優勝がなく、一番乗りにも期待がかかります!
QTランク28位の吉澤プロは開幕からレギュラーツアーで戦っていましたが、夏場からステップとの二刀流となっています。ステップはこれが2試合目。初出場の試合ではプレーオフの末2位に入る活躍を見せました。
5番からは4連続バーディを奪い、前半だけで5バーディの見事なスタートダッシュでした。「知らない間に5アンダーまで伸びていました」という会心の出だしでしたが、後半では“欲”をのぞかせてしまいます。「後半も前半と同じようにいきたいと雑念が入ってしまって、やるべきことに徹せられませんでした。でも、スコアを崩さずにまとめられたのは良かったと思います」。パーを並べつづけて迎えた17番パー5では2.5メートルを決め切り、これで首位に並びました。
ステップでの活躍の裏には、レギュラーツアーでのある経験が生かされています。「試合だとアドレナリンが出て、10ヤードも飛んでしまうんです。番手を思い切って下げてみたら、タテ距離が合うようになりました」と、アイアンの番手選びに変化がありました。ステップはセルフプレーですが、自分で考えながら、いいイメージを作っていくことを大事にしているようです。
首位発進については、「すごくうれしいです。ここまでできると思っていなかったので、ほっとしています」と笑顔を見せます。1日5アンダーを目標にしていて、初日はクリアしました。「あしたもあさっても、自分のゴルフで5アンダーを目指していきたい」と、2日目も伸ばし合いを引っ張っていくつもりです。
同じく首位に立った神谷プロは、JLPGA初の“ママさんルーキー”。会場の託児所を利用しながら奮闘しています。2オンイーグルを奪うなど、こちらもボギーなしの会心のラウンドでした。
「暑くてプレーすることに必死でしたが、決めたいところで決められました。ボギーを打っても仕方がないという考えで回っていました。結果的に良かったですし、すごく楽しいラウンドでした」と暑さを吹き飛ばすような明るい声で振り返ります。
バーディ合戦の先頭に立ちましたが、「(これまでの試合で)上位でいることを死守したいために、ピンを狙うことやパッティングを打つことが怖くなってしまったことがあった。守ってしまうゴルフにならないように、意識して楽しんでプレーしたいです」と2日目を見据えています。アグレッシブなプレーが信条の若きママさん。灼熱のカストロールで魂を熱く燃やしています。
ルーキーズの活躍にも注目していきましょう!
詳しくは→ https://www.alba.co.jp/tour/category/step/tournament/97545/