連覇に挑むカストロール契約の井上りこプロ 合言葉は今年も『3ない』
カストロール契約のホステスプロ、そしてディフェンディングチャンピオンという
2つの責務を担って、井上りこプロが“秋のカストロールレディース”を迎えます。
「連覇に挑めるのは私だけ」という強い気持ちは抱きながらも、昨年プロ初優勝に
導いてくれたおまじないの『3ない』も胸に刻み、コースへと飛び出していきます。
この『3ない』とは、BPカストロールの小石孝之社長に日ごろからよく言われている言葉。
プレー中などに喜怒哀楽がすぐ出てしまう井上プロに対し、『怒らない、焦らない、
がっつかない』ということを、この言葉を使って諭すのです。
「あの優勝の後は、またがっついてしまって…」とベロを出した井上プロでしたが、
1年ぶりに訪れたコースで再びその言葉の大事さを思い出したようです。「また『3ない』を
言い聞かせて、無理せず、チャンスを待つゴルフをします」。開幕前日にはこう宣言しました。
その初優勝以降は、「私でも勝てるという気持ちと同時に、『もっと上に行きたい』という
気持ちが出てしまって、“もっと、もっと”って思ってしまいました」という心境になりましたが、
今はそれを反省。「一歩一歩行こう」と、“がっつき”は封印します。これが2020年の最終戦。
「去年は去年、今年は今年。新しい気持ちで戦いたいです」と、いつもとは違い紅葉が映える
コースを“”ゆっくりと”その歩みを進めていくことでしょう。