15番で痛恨のトリ… 森井あやめプロは1打差惜敗に涙
最終日に逆転への執念を見せた森井あやめプロ。首位と3打差の3位タイでスタートすると、前半から立て続けにバーディを奪い、優勝した井上りこプロの背中を最後まで追いかけました。
そんな森井プロが「もったいなかった」と悔やんだのが15番のパー4でした。この時トップの井上プロとは1打差。しかし、ここでのティショットを右のバンカーに入れてしまうと、脱出を図ったセカンドショットがアゴにぶつかり、再びボールが足元に戻ってきました。さらに続くショットもアゴに当たり、ボールは後方へ。結局この後カップインまでに4打を要し、痛恨のトリプルボギーを喫しました。
「そこまでは頑張ることができていたのに…」。そう言うと森井プロの目から大粒の涙が溢れました。「(通算)10アンダーくらいで回れればと考えていました。そのホールだけですね」。初優勝を逃した悔しさを押し殺しながら、そう声を振り絞りました。
それでも直後の16番パー3でバーディを奪う、意地のプレーも。最後はプレーオフの可能性も出てくる展開になるなど、緊迫のラストシーンを“演出”しました。「次、頑張ります」。井上プロと同じ1993年生まれの26歳は、今大会その強さをしっかりと見せてくれました。再び優勝のチャンスが訪れるのも、きっと遠いことではないでしょう。